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マカの原産地はどこ?
滋養強壮、疲労回復、不妊治療などに用いられている「マカ」。
名前からいって日本の食材でないとわかりますが、元の原産地は南米・ペルーのアンデス高地から始まりました。
正確にはアンデス高地の海抜4000メートル以上がもっとも栽培に適した土地といわれています。
マカの起源は実に紀元前頃にまでさかのぼり、黄金の都でも知られるインカ帝国でも富裕層、戦士など一部の限られた者を中心に食べられていました。
現在、ペルーで「マカ」と呼ばれている植物はおよそ100種類あり、そのうち11種類はペルー本国に自生しています。
高地ならではの強い日光、紫外線と酸性タイプの土壌、加えて昼と夜の温度差が激しくなければならず、マカを育てることのできる土壌は非常に限られています。
マカは伝統的に、農薬などを使わず自然のまま栽培する有機農法によって栽培されています。
基本的に、冷害や強い直射日光、干ばつなどといった気象条件の下でも強く自生する植物で、アンデスの高山地帯は一年を通して気温が低く、気温7℃以下からマイナス10℃に下がることもあり、栄養豊富なマカを育てるには苛酷な環境条件も必要になります。
厳しい環境に置かれなければ、土壌に存在するミネラルや亜鉛などを根こそぎ吸い上げることもしませんので、栄養価についてはやはり本場のものには敵いません。
このように古い歴史と伝統的な生産方法を持つ植物ではありますが、実は日本国内でもマカの栽培が始まっています。
福島県会津地方で、日本初の「無農薬」「低地栽培」を行い、今まで高地でしか生産できないものとされていたマカのイメージを一新、粉末・お茶・ドリンク・お菓子などさまざまな製品として加工販売もされています。
また、福島産の製品ということで、放射性物質の検査も欠かさず行われています。
栄養価だけを求めるならば本場のマカには敵いませんが、国産のマカには他にはない徹底した品質管理と、生産者の顔が見えるという安心感もあります。
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