マカは高山で生存できる生命力

体調を整え、からだの巡りを良くしてくれるといわれる「マカ」ですが、南米・ペルーの高山地帯を主な原産地としています。
高山地帯といえばマラソンランナーをはじめとするアスリート達のトレーニング場所にも選ばれるほど苛酷な地域でもありますが、そんな場所にもマカは力強く自生しています。

マカはアンデス高地のなかでもひときわ高い、標高4000mの「ボンボン高原」で多く栽培されています。
もっと低い場所に生えることもありますが、厳しい環境の方が土壌の養分をよく吸い上げているので、栄養価の面では高い場所に生えているものの方が良いのだそうです。
ボンボン高原の畑ではたくさんのマカが栽培されていますが、すべて無農薬、手作業にて丹念に育てられています。

マカは雨季に種を蒔き、収穫までにおよそ9ヶ月の歳月を要します。
高山地帯は、文字通り山の上の高い場所に位置しているため、日中は強い直射日光がさしこみ、夜になればマイナスまで気温が下がってしまいます。
通常の植物ならばすぐに枯れてしまうような環境ですが、マカだけはそれに最後まで耐え、じっくりと根に養分をたくわえて育っていきます。
つまりマカは他のどの植物よりも高山に適した強い生命力を持っているのです。

マカは高山特有の植物と考えられていますが、既に低地栽培にも成功し、ボンボン高原以外の場所でもマカを作ることができるようになりました。
しかし、高山地帯特有の気候というのは再現することができませんから、もっとも強く生命力にあふれたものはペルー産をおいて他にはありません。
ボンボン高原では、長い間マカが育てられてきましたが、土壌そのものが非常に恵まれており、ミネラルが多く含まれているのだそうです。
そのため、この高原産のマカは特に栄養素が豊富であるということです。

高山地帯で育まれたマカは、私たちに生きる強さを与えてくれます。
最近疲れがたまりやすくなった、あるいは体力が持たないなどの悩みを持つ方に特におすすめです。